日本は言わずと知れた島国ですが、
世界を見渡すと、数多くの島があります。みなさんは“島”と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?一般的にみなさんが思い描く島のイメージは大陸の周りや、海に浮かぶ小さい陸地というイメージですよね。
日本は島国と言いますが、あらためて考えてみると本州や北海道・九州・四国も“島”なの?島にしては結構大きいから“島”ではないの?
と言うように、改めて考えると以外とそのイメージは曖昧ですよね。どの位の大きさが“島”になるのか、その定義を知っている人は少ないかもしれません。
また、世界にはどのくらいの大きさの島が存在するのか?また島の大きさを比べると日本は何位なのか?など、島についての疑問を調べましたので、みなさんとこの“島”についての情報を共有したいと思います。
島って、どこからが島なの?
地球には陸地と海が存在しますが、陸地の部分は大陸によって構成されていますよね。
そして地図を見ると、その大陸の周りに“島”が点在しています。
ではその“島”の定義は?
島の定義は、島(とう、しま)は、大陸の面積より小さく、四方を海洋に囲まれた陸地である。中国語では「島」とは別に小島を意味する「嶼」という言葉があり、これらをあわせて島嶼(とうしょ)とも言う。
地理学上、大きな陸塊が大陸、小さな陸塊が島に分類される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/島
と言うコトらしいです。
また国際連合条約と言う、国連で採択された(国連海洋法会議)海洋法を包括的な秩序の確立を目指した条約にも規定されています。
「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう」(第121条「島の制度」)
改めて言われたみれば、“そりゃそうだよね”、と言う感じですが、
簡単に言うと、一番小さい大陸がオーストラリ大陸ですが、そのオーストラリア大陸より小さい陸地がすべて“島”なのです。
と言うコトは、日本は島国と言う通り、北海道〜九州・沖縄すべて島で構成されている国と言うコトですね。
でも、一つ疑問。
日本の主要5島(北海道・本州・四国・九州・沖縄)のうち、北海道、本州、四国、九州の4島は、北海道“島”・本州“島”・四国“島”・九州“島”というように“島”を付けて呼んだりしませんよね?
なぜ?
これは一般的な慣習でそうなっているみたいです。確かに4島(北海道・本州・四国・九州)は“島”を付けて呼ぶのは聞いたことがないし、北海道“島”とか言ったらヘンな感じですよね。でも4島すべてれっきとした“島”です。
日本の主要5島(北海道・本州・四国・九州・沖縄)のなかで唯一“島”を付けて呼ぶのは沖縄だけなんですね。
“沖縄本島”これは良く聞きます。
日本にはどのくらいの島がある?
さて、日本はすべてが島で構成されている国家ということですが、一体どの位の数の島で構成されているかご存じですか?
小さい島をいれたら300とか?400とか?
いえいえ、もっとあります。その数なんと、
6852!
※この数は総務省に「国土構成島数」として記載されています。
ただ、この数には注意が必要で、前述したように“島”の定義は国際連合条約の海洋法に関する事項で規定されています。
「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう」
これを素直に解釈すれば、満潮時に水面にある陸地はかなりの数が存在することになり、その把握は基本的に困難ということ。
で、昭和62年に海上保安庁が出した「海上保安の現況」において日本の構成する島は6852島と発表しています。
この海上保安庁の数え方の基準は、最大縮尺海図と陸図(縮尺1/2.5万)を用い、
- 周囲が0.1km以上のもの
- 何らかの形で本土とつながっている島について、それが橋、防波堤のような細い構造物でつながっている場合は島として扱い、それより幅が広くつながっていて本土と一体化しているようなものは除外
- 埋立地は除外
という基準で数えた島数なのだそうです。(日本海洋データセンター「JODCニュース」34号、昭和62年)
引用:日本離島センター
では世界で一番大きい島はどこ?
世界で一番大きい島
大陸の中で一番小さいのがオーストラリ大陸。そのオーストラリア大陸より小さい陸が“島”と言うことでしたが、では一番大きな島はどこのなのか?みなさん分かりますか?
それはグリーランドです。
イメージとしては結構グリーランドって大きいですよね?そのグリーランドが“島”と言われるとちょっとピンと来ないですが、このグリーランドが世界最大の島なんですね。