国旗って、意外と良くみますよね。どの国もそれぞれの個性があってうまく表現されていると思います。国旗のイメージから国の印象も作られるなんてことも無意識のうちにあるかもしれませんね。言い換えれば国旗はそれぞれの国のブランドマークと言ってもいいかもしれません。
では皆さん、国旗のサイズって、気にしたことありますか?
えっ、サイズ?どういうこと?
具体的に言うと、縦横の比率。
気にした事なんてないですよね?
私も最初、比率なんて例外的な形の国旗(ネパール)は別にして、全部同じゃないの?と思っていました。
でも実は、縦横の比率は国によって違うんです!
その比率の事を含め、国旗の疑問について紐解いていこうとおもいます。
国旗とは?
そもそも国旗とはどう言うものなのか?調べると、
国旗とは、国を象徴する旗のこと
とあります。先に書きましたが国のブランドマークみたいなものですね。
で面白いのが、一般企業や商品のブランドのロゴなどはガイドラインがあって結構厳格に決まり事がありますが、国旗は国が管理しているにも関わらず、厳格に色の指定や形そのものの決まりは定められていない国が多いのです。
だから、インターネット等で調べてみると結構色がちがったり、微妙に形がちがったりします。なんか面白いですね。
国旗の国際的ルール
国旗のデザインに関する決まりはそれほど厳格ではありませんが、“扱い方”は、国際的なルールがしっかり定められているのです。そのルールのことを“プロトコール”といいます。
厳密には、そのプロトコールは国旗に関してだけではなく、外交の場での礼儀にかんする全般の決まりごとです。
ちゃんと、外務省のHPにもそのプロトコールが記載されています。
プロトコール:国家間の儀礼上のルールであり,外交を推進するための潤滑油。
また,国際的・公式な場で主催者側が示すルールを指すこともある。
その中で、国旗の取り扱われ方も厳格に定めてられています。それを読むと、結構細かく決められていることがわかります。
国旗の形(比率)
さて、冒頭に書きました国旗の形(比率)に関してですが、
国旗の形に関しては、国際的ルールはありません。各国が自由に決めることが出来ます。
それは国旗の縦横比に関しても同じです。それぞれの国がデザインにあった比率を選択できるということ。
でも、ちょっと疑問に思いませんか?国際的なスポーツ大会や国際会議などで掲げられている国旗は全部同じ大きさじゃない?と。
その通り!
目にする機会が多いところでは、すべて同じ比率(大きさ)の国旗を掲揚してることが多いのです
だから私たちは、そのような場での国旗を見ているので、国旗はすべて同じ形なんだと錯覚していたのです。
国際的なスポーツ大会や国際会議、国連などでは全て同じ大きさ(比率)にしているのです。それは、国際的な場では不平等な印象にならないよう配慮して、便宜上同じ比率(2:3や3:5)に揃えられているのです。
なるほどね〜
と言うコトは、同じ大きさのものもは便宜上同じ大きさにしているのであって、それぞれの国が定める本当の国旗の比率(形)では無い場合があると言うことです。