地球温暖化、こんなところにも着実に症状が現れてきている？
南極で史上最高気温20℃！
2020年2月13日ガーディアンが伝えたところによると、
南極史上はじめて20℃を越える温度を記録した。“世界最大の氷の貯蔵庫”の気温不安定性への懸念が加速している。
2月9日にシーモア島でブラジルの科学者によって記録された20.75℃は、1982年1月にシグニー島で記録された19.8℃の記録よりも高かった。
この20.75℃の記録は、数日前に18.3℃の南極最高気温を更新していた後に出た数値です。
ある科学者もこの数値は「信じられないほど異常なもの」と語っている、と言うことから、そうとうヤバい状態だという事がうかがえます。
直接の原因が地球温暖化なのか、結論はまだでないでしょうが、素人考えだと着実に影響が出てる結果じゃないの？と思いたくなります。
実は、南極大陸はこの地球上でもっとも温暖化の影響が出ている場所と言われています。
これらの場所は、産業革命前（約100年以上前から）平均気温で3℃上昇しているとのこと。世界の平均気温が0.73℃の上昇ですから、単純に約4倍早く温暖化の影響が出ています。
専門家の意見は？
では、専門家は今回の記録をどう捉えているのでしょうか？気になるところです。このまま南極が暖かくなって凍りが溶けてしまうんじゃないの？と不安ばかりがつのります。
AFPの取材に対して、専門家のブラジル人科学者のカルロス・シェイファー氏が下記にようなことを言っています。
この記録は一度限りの気温であり、同地での長期的なデータセットの一部ではないため、「気候変動の傾向という点については何の意味も持たない」
えー、こんな記録が出ているのに何の意味も持たないなんて言えるの〜
と素人考えで、率直な気持ちを持ちました。そんなのんきなことを言っていいのかいと・・・。
ただ、客観的に言うなら、やはり専門家の意見だなと思います。この一度の数値だけで断定的な評価はくだせないし、主観的にも語れないので、“何の意味も持たない”なんて言うしかないんだなと。冷静ですね。
でもですよ、一般人としては主観的にモノを語れるので言いますけど、やっぱりこの記録はヤバいでしょー。
やはり、私個人としてはこの南極での記録は、温暖化が確実に進行してるという捉え方で、何か環境に出来るコトは無いかと改めて思う出来事でした。
写真：PAKUTASO