世界地図はウソっぱち。
世界地図は皆さん見たことがありますよね?
地図にちょっと詳しい人なら知っていると思いますが、世界地図にも色々あって、主なところだと、モルワイデ図法、メルカトル図法、正距方位図法などがあり、用途によって使い分けをされています。
学生時代に習った気がするが忘れてしまった・・・。
私たちがよく目にする世界地図といえば、メルカトル図法だと思いますが、実はこのメルカトル図法、実は嘘っぱちだったのです!
マジ?そんな事ないでしょ〜
だって学校とかニュースとかで使われているよく見る地図だし、それが嘘なんて言ったら暴動が起きますよー
ですよね〜(笑)
冒頭にも書きましたが、世界地図は“用途によって使い分ける”モノということですが、なぜ用途によって使い分けしなければいけないのか?
使い分けなんてしないで、一つの世界地図を使えば良いじゃない?と素人考えでは思えるのですが、
まさしく、それが“世界地図は嘘っぱち”と言う事につながるのです。
へ〜
メルカトル図法はどう言うもの?
まずはメルカトル図法について解説します。メルカトル図法は、地球を円筒状にして開いて広げた形をしています。それはどう言う利点があるかと言うと、
経度・緯度(地図の縦線と横線のヤツ)がどの部分も垂直です。
すなわち地球表面のあらゆる場所が正しい角度で表現出来るということ。これはある地点からある地点までを等角の直線で示すことが可能なのです。
って何言ってるのか分からん・・
どんな用途に向いているか簡単に教えて!
羅針盤を使用して航海する時には便利と言う事。
・・・・。
いま羅針盤なんて使わないでしょ?
意味分からん。
ようするに、地図上に2点を結んだときに現れる角度をコンパス上で再現することで、目的地に着くことができる・・・。非常にシンプルに道筋を示してくれるのがメルカトル図法の利点ということ。
まっそれはともかく、見やすいからって言うのが、広く一般的に使われている理由かも。
だから私たちの感覚では、世界地図=メルカルト図法となっているのです。
地球を正しく表現する地図はこの世に存在しない!?
そもそも世界地図は用途によって使い分ける為、色々な図法があるわけですが、逆に言うと、一つの地図だけでは、地球を地図に表現できないと言う事なのです。球体の地球を平面に正確に表現することは出来ないのです!
えーーー!
だから、それぞれの利点がある地図が存在するのです。
- メルカトル図法:角度が正確
- モルワイデ図法:面積の正確性が高い
- 正距方位図法:中心からの距離と方向が正確
- (他にもあります)
なるほどね〜
と言うことは、意地悪な言い方をすると、どの地図も正しく地球を表現できていないワケだから、全部嘘っぱちなんです!(ちょっと言い過ぎですが(笑))
で話は戻って、
私たちが一般的に“世界地図”を思い浮かべる時、メルカトル図法の地図が思い浮かびますよね、
この地図、実は面積を正しく表現出来ていないのです。
結構違います。
例えばグリーランド。
メルカトル図法で見ると、北極近くにあるグリーランドは、かなり大きく表現されていますが、実際の面積で見ると意外と小さいのです。大きさはインドと同じくらいです。
メルカトル図法は、南北の極側に近くなればなるほど実際の面積より大きく表現されてしまうんですね〜。
実際の大きさを地図上で簡単に比較できる:「The True Size Of …」
いやはや、いつも見ている世界地図(メルカトル図法)は各国の大きさを正確には表現されていなかったんですね。