オリオン座という星座があるのをご存じですか?みなさん一度は聞いたことのある星座の名前だと思います。
そのオリオン座がもうすでにオリオン座で無くなっている!
かもしれない・・・。
と言って夜空を見上げたら、「オリオン座はしっかりありますよ」と言われるでしょう。
がしかし、私は嘘を言っているのではありませんよ。今現在の可能性の事を言っているのです。(その理由は後述します。)
そのオリオン座を成す星の一つに、ベテルギウスがあります。実は今その星が変調をきたしているそうな。
一体それはどう言うことなのか?・・・
ベテルギウスとは?
このベテルギウスという星はどう言う星かというと、
別名、オリオン座α星。
太陽と同じように自ら発光する、恒星。ただ同じ恒星といっても大きさがとんでもなく違い、数百倍から数千倍大きいとされている。(マジ・・・)
ちなみにベテルギウスを太陽系の真ん中に置いたら木星軌道の内側近くまで達するらしい・・・。
太陽もデカいと思ってたけど、とてつもなくデカい・・・なんてやつだ。
こういう恒星を赤色超巨星と言うらしい。
地球からの距離はと言うと、約642光年。光の早さで642年かかる距離。遠いな〜
そしてこの星は、変光星。変光星とは明るさが変化する星のことを言う。
ですからこのベテルギウスは明るさを常に変えていることが観測されているのです。
ただならぬ現象が・・・
そのベテルギウスが現在、今までとは違う振る舞いをしていることが確認されているのです。それは2019年秋から急に暗くなりだしたのだとか。
だからどうした?
だってベテルギウスは変光星だから明るさを変えるのは当たり前なんでしょ?と思うのだが、ちょっと違うらしい。
その暗さが過去数十年でもっとも暗くなったのだとか。
で、それがどういうことなのか?素人にはさっぱり分からない・・・。
なにやら専門家が言うには、恒星が一生を終えるときに起きる現象の一つで、超新星爆発が起きるのでは?と言うコトみたい。と言うコトは、ベテルギウスは終わりを迎えつつある・・・。
へぇ〜、そうなんだ〜
ちょっと軽いリアクションでスミマセン。でも地球からだいぶ離れているし宇宙の現象の一つでしょ?爆発しても、気づかないうちに消えて無くなってる感じじゃないの?ぐらいしか思わなかったのですが、
いえいえ、それは話がちょっと違うらしい・・・。
素人にはベテルギウスは642光年も遠くにある星なんだから、地球には何の影響も無いでしょ?と思っていたら、
この642光年という距離感、宇宙規模で考えたらちょーーーご近所さんとのこと。と言うコトは爆発したらなんか影響あるのかい?マジ?となるのだが、
ご安心ください。最近の観測データによると直接の影響は無いとのこと。
ふー、ひと安心。
超新星爆発をおこすと、ガンマ線というヤバいヤツが放出される(これをガンマ線バーストと言うらしい)。このガンマ線、地球を直撃すると生物は死滅するらしい・・・おー怖。
詳しく言うと、ガンマ線バーストというのはある一定方向にしか放出されないので放出される角度が地球に向いていなければ安心とのこと。
良かった良かった。でも本当に地球に向いてないの?観測間違ってないよね(笑)
ベテルギウスはすでに爆発している?
ベテルギウスは地球から約642光年の距離にあるということだった。と言うコトは厳密には、今私たちが見ているベテルギウスは、約642年前のベテルギウスの状態を見てるということ・・・。
えっ今現在のベテルギウスの姿じゃないのかい?
ん〜宇宙とやらはデカすぎて感覚が麻痺する。
私たちは今ベテルギウスの過去を見ているのか・・・とすると今現在のベテルギウスがどうなっているか専門家でも分からないと言うことだ。
となると、すでにベテルギウスが爆発して無くなってると言うこともあり得るわけだ!なんとも宇宙と言うヤツは不思議である・・・。
ちなみに、ベテルギウスが爆発した姿を地球で見られるとしたら、その姿は半月ぐらいの明るさで、数ヶ月間輝き続けるとのこと。その後は徐々に暗くなって消えてしまうらしい・・・
今の人類が生きている内に見られるのかな〜。